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ぬくもりを与えられる

看護師は医師と違って直接的に治療を行うのではなく、治療を受ける患者さんをサポートする立場にあります。
病気は薬や手術でしか治せないですが、心のサポートは看護師の大きな役割だと私は考えています。
患者さんが前向きに積極的に治療を受けることができて、その人らしい生活を送れるようにサポートするためには心のケアが重要です。

 

病気というのは体だけでなく時には精神に作用することもあるので精神的な安定を促すことで治療がスムーズに進められるのです。
痛みを訴える患者さんがいて鎮痛剤を使ってもなかなか聞かずパニックになっている方がいるときに、優しくさすって声掛けをすることで少しでも苦痛を和らげることができます。
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安心感

 

「あなたはひとりじゃない。ここに私がいるから大丈夫」という安心感を与えることは苦痛で心が折れそうになっている方の心の支えにもなれるのではないかと思います。
夜眠れない方がいた時には時間があれば横にいて手を握ってあげているとすーっと寝てしまう方もいらっしゃいました。

 

また、ご高齢の患者さんは入院生活で変わった環境に敏感に影響され混乱することで「せん妄」という状態に陥ることがしばしばあります。

 

これは実際に私が体験した話ですが集中治療室に入院している患者さんがこの「せん妄」状態に陥った時がありました。
集中治療室に入院している方が興奮状態になり身体的に負担をかけることで病状が悪化・急変する可能性があり、どうにか落ち着いてもらおうかと安定剤を使うことも考えましたが暴れてしまいそれを使える状況でなくてかなり困ったのですが、患者さんの横に座り、手を握って、患者さんの訴えることを丁寧に受け止めながら落ち着いた態度で接することでだんだんと興奮は静まり、ついには朝までぐっすりと休むことができたのです。
看護は愛であり、ぬくもりを与えられる不思議な力を持っていると思います。